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でろん子の転勤妻日記

あれから1年

昨年の3月11日は青森市に住んでおり、
地震発生時は、職場におりました。
青森市の震度は4。揺れの時間が異様に長く、
揺れている途中で電気が切れパソコンも暖房もとまりました。

真っ先に仙台市にいる父、義理両親、そして兄夫婦のことが気になり
すぐに電話をかけても全く繋がらず。

もしかしたら・・・と不安な気持ちでいた時
たまたま届いた二通のメールは父と兄からのものでした。
とても安心したものの、義理両親とは全く連絡が取れず不安なまま
職場の人に送って頂いて帰宅しました。

帰宅後は買い出しに走り、その後は暗い部屋の中で過ごしました。
停電で暗く寒い部屋にいた時、上階の奥さんが声をかけに来て下さって
お互い旦那様が帰宅するまでこたつに入り、ラジオを聴きながらろうそく
の明かりで過ごしました。

まだ外は雪が降る寒い時期に、こたつに入ることができてどんなに
ありがたかったことか・・・・。
余震が続く中とても心強く感じたのを覚えています。

二日後義理の両親の無事も確認できてほっとしました。

青森市は電気が12日には復旧しましたが、食材がいつ尽きるのか・・・
という不安は常につきまとい、人参1本を何日もかけて食べていたことを
思い出します。

また、仙台では電気がすぐに復旧したものの、水道もガスもとまったまま。
しかも食べ物も入ってこないとのことでした。

私の友達が、オール電化の家で、お風呂に入れるということで
私の父と義理両親を自宅のお風呂に招待してくれました。

震災の後は、宮城県へ宅急便を送ることができず、食料は
すべて普通郵便でしか送れませんでした。
その普通郵便を送るための箱を、わざわざ家から持ってきてくれた
職場の人。

周囲の方々の支えに、感謝の気持ちでいっぱいでした。

地震と津波のため、多くの方々が亡くなられました。
迫りくる津波を目の当たりにしながら亡くなられた方は、
どんなに怖かったでしょう。

津波から逃れてもびしょぬれの身体で寒い中助けを待った方は
あの気温の中寒かったでしょう。
自分の身に置き換えて考えると、本当に胸が痛みます。

今私は、何不自由なく過ごせています。
暖かい部屋で明るい光の下、美味しいご飯が食べられる・・・
こんな「当り前の生活」がどんなに幸せなことか。

まだ、自宅に戻れない人が大勢います。
少しでも早く震災前の生活に戻れるよう祈念したいと思います。


今日、米軍基地前では、半旗が掲げられていました。
あれから1年_d0250123_20493988.jpg


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by yumipen42 | 2012-03-11 21:18 | 日々思うこと | Comments(0)

アラフィフ転勤族夫婦二人暮らしの主婦。2011年三沢市に転勤してきたのを機にブログを開始~2014年7月に地元仙台市へ~2020年4月から東京~2023年7月に再び仙台へ
by でろん子
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